個人ボランティアや1ヶ月、半年、期限など
無いという長期滞在ボランティア達がいる。
ボランティアは「自己完結・自己責任」。
しかしながら長期滞在ボランティアにはそれは無理。
数ヶ月も大きな体育館で板の間の上に寝ながら、
食事もカップめん中心、洗濯する時間も、
お風呂につかる事さえままならず、
連絡に使う携帯電話料金は自分持ち、
2,3日のボランティアなら「自己完結」でよろしい。
私は地元に帰ってまず彼らのサポートをする決意をした。
帰りの車の中では、一人さまざまな思い出を思い出し
ながら帰ってきた。
僕にも私にも出来るボランティアを現地にいなくても
実践してやると。
最後に、ある被災者の方がたまたま支援物資を遠野VCに
取りに来られた。
私が地図を見ながら説明していたところ、
被災者の方は「日用品をこちらにくれば頂けると聞いてきました」
「親戚も家族も家も失ったんだけど、悲しくてもお腹が空くし、
着る物も毎日同じモノじゃねぇ」と
「これからどうやって生きていこうかと思うと毎日が辛い」
「でもここに来てたくさんのボランティアさんが来てくださって
頑張っている姿を見たら、ちょっと元気になった」
「今はまだ頑張れ無いけど、いつか心から笑えるようになるわ」
と言ってくれた。
素直に感動した。
モノだけでは立直れない、
ヒトが立直る為にそれを支えるヒトが必要だと。