2011年05月23日

個人ボランティア考

震災後仕事を辞め自宅を引き払い駆けつけた

個人ボランティアや1ヶ月、半年、期限など

無いという長期滞在ボランティア達がいる。

ボランティアは「自己完結・自己責任」。

しかしながら長期滞在ボランティアにはそれは無理。

数ヶ月も大きな体育館で板の間の上に寝ながら、

食事もカップめん中心、洗濯する時間も、

お風呂につかる事さえままならず、

連絡に使う携帯電話料金は自分持ち、

2,3日のボランティアなら「自己完結」でよろしい。


私は地元に帰ってまず彼らのサポートをする決意をした。

帰りの車の中では、一人さまざまな思い出を思い出し

ながら帰ってきた。

僕にも私にも出来るボランティアを現地にいなくても

実践してやると。


最後に、ある被災者の方がたまたま支援物資を遠野VCに

取りに来られた。

私が地図を見ながら説明していたところ、

被災者の方は「日用品をこちらにくれば頂けると聞いてきました」

「親戚も家族も家も失ったんだけど、悲しくてもお腹が空くし、

着る物も毎日同じモノじゃねぇ」と

「これからどうやって生きていこうかと思うと毎日が辛い」

「でもここに来てたくさんのボランティアさんが来てくださって

頑張っている姿を見たら、ちょっと元気になった」

「今はまだ頑張れ無いけど、いつか心から笑えるようになるわ」

と言ってくれた。


素直に感動した。


モノだけでは立直れない、

ヒトが立直る為にそれを支えるヒトが必要だと。
posted by vcos at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ボランティア日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする