2011年07月01日

6月のボランティア活動その1

浜松を朝4時に出発、東京に入る頃には6時過ぎ、

多少の渋滞はあったものの順調に走行し、

午後2時過ぎには遠野に到着した。

ほんの2週間振りなのになんだか懐かしい風景。

正面玄関から、入るとまたまた懐かしい顔の世話役、

森さんが出迎えてくれた。

しかし受付はさっぱりしていたが、

それはそれでより機能的になった訳で、

こうやって日々、成長していくのが

「遠野まごころネット」の良い所である。


しかしこの日が特別なのか、気温は27℃。

都内よりは涼しいものの、長袖のTシャツ

は必要なさそうです。すぐさま半袖Tシャツに着替え、

ジーンズよりも薄い生地のハーフパンツに履き替えた。

しばらくして遠野まごころネット代表佐藤氏と

浜松の「被災地へ車を贈ろうプロジェクト」より

ご支援頂いた軽自動車6台について受け入れ方法を確認。

予定では6月21日に大槌町にある「まごころ広場」

にて受け渡しをしていただくことになった。

佐藤代表も、大変喜んでおられて、

これからの復興地支援のかたちがハードから

ソフトへと移行するに当たり、

大変整備の行き届いた軽自動車は本当にありがたいと

おっしゃっていました。

また整備だけではなく、保険料、税金面、車検などなど

フルセットの状態での支援は、復興地にとって助かるの

一言に尽きると思います。

我々は支援をストップする行政と例え悪者になったとしても、

まだまだ支援を続けなければならないことを仰られておりました。

支援してくださる、個人・企業の皆様の方々へは、

どうか継続的なご支援を賜りたいとおもってますと。


すべてを失い、その中から希望と生きがいを見つけて

初めて復興が始まる気がした。

ん?なんだかやはり前回来たときと景色が違うなぁ。

ここ最近、また地震が毎日続いている。

ここ遠野も然りで、山から地鳴りがして揺れだす。

自然を感じるところです、夜は雷雨で寝る頃にはやみ、

遠野に涼しさが戻った。

11時には寝床につけそうです(笑)たぶん…
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2011年07月02日

6月のボランティア活動その2

本日の作業は中止かと思われたが、

天気予報では昼にはやむということなので、

陸前高田や釜石などの作業班とその他の作業班300人規模の

ボランティアは、バスに分乗し現地へと向かった。


我々内勤務班は、比較的のんびりと日常的な作業に取り掛かった。

私は、浜松の「まるたま」さんからの支援物資を届けに

大槌町の「まごころ広場」へ車を走らせた。

遠野から大槌町へは峠道で50分程度、

ただ海岸線に出ると風景は一変した。

インフラ整備はホントに気持ち程度、

瓦礫を掛け分けて道を作った感じ、

どこの被災地にも言えるが、まったくお国は・・・

なにを考えているのやら。


海岸線から程近い場所に、「まごころ広場」が見えてきた。

「まごころ広場」の横には避難所があり、

被災者の方々の憩いの場となっている。

IMG_0271.jpg



「まごころ広場」は当初、被災者の方へボランティアが

炊き出しをする場所として運営されていたが、

徐々に被災者の方たちが自主的に軽食を作ったり、

美味しいコーヒーが飲める自立支援の場となっている。

キッチンに立つおばちゃん達も、明日は何を作ろうか、

食材を見ながらなんだか楽しそうにしている姿が印象的であった。


「まるたま」さんから頂いた、お茶のマフィンは評判で、

子供たちも大喜びしながらかぶりついていました。

mafin.jpeg

ここで、私の今後に左右される、あるボランティアと出会いました。

アレルギーネットワークの梶原さんです。


IMG_0384.jpg


彼は、5月のボランティア活動時にも面識があって、

とてもとても熱い男だと立ち話をしていて感じていた。

彼は「まごころ広場」ひとり奮闘していた。

毎日、悩み苦しみながらこの「まごころ広場」を

支えていたのだ。

私は、素直に彼の行動力と男らしさに惚れていたのかもしれない。

彼を支える事によって、「まごころ広場」につながると・・・
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2011年07月04日

ボランティアスタッフ募集

ボランティアスタッフ募集

NPO VCOSスタッフとしてボランティア活動してみませんか?

活動地域:岩手県遠野市又は大槌町
活動内容:ボランティアセンター内勤務 男性1名・女性1名
※ 主にボランティアセンターマネジメント業務と
 大槌町「まごころ広場」及び「かけはし広場」にて活動予定。
※ 個人ボランティアでの参加ではなく、NPO VCOSとして派遣。
※ 3週間以上ボランティア活動可能な方で20歳代から40歳代までで
 協調性のある方。学歴職歴は問いません。
※ 滞在先は「遠野まごころネット」内になります。

NPO VCOSの主な活動
*ボランティア活動支援
*「新たな公共コミュニティーの場」の運営サポート
*被災地・被災者の自立支援
*心と体のケア活動

ご興味ある方はメールにてご連絡ください。

小さなNPO団体ですが、大きな大きな活動をしてまいります。
個人ボランティアとの違いは無いかも知れませんが
NPO派遣ボランティアだからと言って、特別扱いはしません。

それでは宜しくお願いします。

NPO VCOS 代表 小谷雄介
npo.vcos@gmail.com
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2011年07月05日

6月のボランティア活動その3

陸前高田の瓦礫撤去


今回のボランティア活動で念願だった瓦礫撤去に参加した。

梅雨入り前だったが、朝夕は冷え込むものの、

日中の日差しは暑く、このころからか熱中症の症状を

訴えるボランティアが多くなってきた。

中には、点滴を受け、夜を病院で過ごすボランティアもいる。

体調管理は万全にしなくてはならないが、

団体行動でのボランティアではないので

朝、体調が悪ければ無理せず、列に並ばなければよい。

そこが、個人ボランティアの良いところでもある。


私はこの日、5時に目が覚め散歩をした。

朝ご飯もしっかり食べ、ラジオ体操にも参加し

朝礼では最前列にならんで、隊長の「三つの和」の

話をいつもどおり聞いていた(笑)

長期ボランティアが物珍しそうに私を見て微笑む?(苦笑)

念願だったのは周知の事実で、今まで内勤務しか出来なかった

ボランティア活動に終止符が打てるのを喜んでくれている?(苦笑)

私は最初から陸前高田を希望しており、黒住隊長も稲田隊長も

それをなぜか期待していた(笑)


遠野VCからバスに乗り込み、途中道の駅で休憩し、約1時間で

本日の活動場所の陸前高田についた。

まだまだ瓦礫は残されているものの、廃車になった車が無造作に

並べられている。津波の恐ろしさに改めて心が痛む。

陸前高田の活動の場合、作業場所にもよるが、乗っていたバスは、

ボランティア活動が終わるまで待っていてくれる。

バスの運転手も毎日毎日大変だ。
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6月のボランティア活動その4

バスが待っていてくれる場所は、仮設のトイレが1台置いてあるが

当然中は、決して清潔ではない。あくまで仮設と考えたほうが良い。

昼の休憩にバスに乗ってトイレツアーが行われるので安心です。


バスを降りると長靴・安全靴などに履き変えて、弁当やその他荷物は

バスの中においたまま作業が出来た。

水・マスク・ゴム手袋・タオルの予備・貴重品はリックに入れて

作業をしましょう!

作業中は一箇所に集めておくパターンが一般的。


作業班は1班あたり10名で本日は9班出来て、

班長さんが任命される。

通常は、現場2回目以上参加で班長資格があるわけだが、

なぜか、黒住隊長と目が合い、「6班の班長ですね?(笑)」と

聞かれ、まんまとやられた感で一杯だった…


今回の作業は、三陸鉄道の線路付近の側溝と付近の住宅跡の

清掃・撤去作業だった。

側溝の清掃作業は、すでに昨日終えている感じもあったので

少ない泥のかき出し程度で完了した。

続いて、周辺地域の住宅跡の瓦礫撤去を始めたが、

決して楽な作業ではない。手を抜こうとすればそれも

出来るが、みんな真剣に無駄口もたたかずにただ

黙々と作業に集中している。疲労も忘れがちだが、

休憩を入れながら作業は続く。

瓦礫のしたからは主にガラス片や釘類が多く、田畑などでは

もっと大変になるのではと思った。

まさに終わりの無い作業が続く。


昼食は、バスの中でも外でも取れた。

ただし、ゴミは絶対置いていかないこと。

清掃しに来たのに、ゴミをおいて入ってどうする?

意外と散漫になりがちだが、是非心していただきたい。

3時には作業が終わるが、2時ぐらいになると

ついつい作業のスピードが速くなってしまい、怪我が発生しやすい。

自分のペースをあくまで急がず焦らず活動しないと

帰って周りに迷惑を掛ける事もありますので、お気をつけください。

あとボランティア活動中も昼食休憩中も、被災地での写真撮影は

ご法度です。絶対しては行けません!

被災者の立場になればわかることで、どうしても撮影したい場合は

ボランティアではなく、自己責任で被災地に行ってください。


帰りのバスは、みなさんお疲れなのか、ぐったりしていたり

ひたすら眠っていたりしますので、あまり大きな声での会話は

慎みましょう。

遠野VCに帰ってきたら、長靴を洗い場で泥や埃を洗い流して

各自、シャワーしたり夕食の準備をしたり、疲れを取ることです。

一杯汗をかいたから、ビールも美味しいですが、

程々にして明日に備えましょう。


やはり内勤務だけではわからないこともありました。

また学んだ部分も多かった。外勤務しかわからない感情。

バランス良く、ボランティア活動するのが

長続きの秘訣なんでしょうか…


次回のボランティア活動でも是非、

陸前高田の作業に参加したいと思います。

被災地がどのように変っていくのか、

変ってないのか、どう変えるべきか

汗をかきながら考えたいと思います。

posted by vcos at 10:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ボランティア日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする