天気予報では昼にはやむということなので、
陸前高田や釜石などの作業班とその他の作業班300人規模の
ボランティアは、バスに分乗し現地へと向かった。
我々内勤務班は、比較的のんびりと日常的な作業に取り掛かった。
私は、浜松の「まるたま」さんからの支援物資を届けに
大槌町の「まごころ広場」へ車を走らせた。
遠野から大槌町へは峠道で50分程度、
ただ海岸線に出ると風景は一変した。
インフラ整備はホントに気持ち程度、
瓦礫を掛け分けて道を作った感じ、
どこの被災地にも言えるが、まったくお国は・・・
なにを考えているのやら。
海岸線から程近い場所に、「まごころ広場」が見えてきた。
「まごころ広場」の横には避難所があり、
被災者の方々の憩いの場となっている。
「まごころ広場」は当初、被災者の方へボランティアが
炊き出しをする場所として運営されていたが、
徐々に被災者の方たちが自主的に軽食を作ったり、
美味しいコーヒーが飲める自立支援の場となっている。
キッチンに立つおばちゃん達も、明日は何を作ろうか、
食材を見ながらなんだか楽しそうにしている姿が印象的であった。
「まるたま」さんから頂いた、お茶のマフィンは評判で、
子供たちも大喜びしながらかぶりついていました。
ここで、私の今後に左右される、あるボランティアと出会いました。
アレルギーネットワークの梶原さんです。
彼は、5月のボランティア活動時にも面識があって、
とてもとても熱い男だと立ち話をしていて感じていた。
彼は「まごころ広場」ひとり奮闘していた。
毎日、悩み苦しみながらこの「まごころ広場」を
支えていたのだ。
私は、素直に彼の行動力と男らしさに惚れていたのかもしれない。
彼を支える事によって、「まごころ広場」につながると・・・