2011年09月08日

大槌町仮設団地の現状

病院に通院している高齢者は切実な「病院までの足」の確保、

生活用品などの買い物などの悩みを抱える。

本格的なスーパーや店舗は未だ建設されない。

町の中心部にローソンが1件。仮設スーパーが1件。

あとは小さな個人商店が2-3件。

移動販売も生鮮食品を中心に販売しているが、

移動販売が来ない仮設団地も存在する。

大槌町では県立病院が津波の被害にあっており、

仮設の診療所はあるものの、

元々隣町の釜石市の病院に通院している方が多く、

往復のタクシー代は10,000円以上になる。

運行バスも1日3-4本で、釜石の病院へのアクセスは悪い。

これでは毎週の通院が毎月になってしまうことも理解できる。

今後は行政や病院を含め、直通バスの運行を呼びかけるしかないのだろうか?

仮設は冷房をつけないととてもではないが部屋にいられない。

断熱材さえも入っていない仮設住宅は牢屋のようだと住人は言う。

冬は冬で特にお年よりは外に出る事をためらい近隣住人との

コミュニケーションもとれなくなる事も考えられる。

仮設住人の中でも、自立に前向きな住民と震災で

すべてを失った悲しみ・喪失感を抱える住人とが存在し

メンタル面でのサポートが必要とされる。
posted by vcos at 18:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ボランティア日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月09日

活動開始です

慣れたもので、5度目の遠野入り(苦笑)

やはり午前3時に起床。

4時出発でも到着は15時。

しかし何時もと違うのは、ミーティングの嵐。

情報共有やコミュニケーション不足はこれから

の課題だとしても、みんな疲れてる?

たった二週間しか離れてないのに(苦笑)

それほど、仮設住宅の状況は切迫してしている

のも事実だけど…

どっぷり浸かり切ってる感が気にかかります。

さてさて明日はどうなることやら(笑)
posted by vcos at 23:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ボランティア日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月10日

明日は9・11

もう半年?まだ半年?と思わず

考えてしまいます。

元の生活に戻りたいと、思われている

被災地のみなさま。

被災者のみなさまの感情はさまざまです。

当たり前ですが、10人いれば10通りの

感情はあります。

その中でも多く見受けられるのが

自立したいと言う気持ち。

8割はそういうポジティブに考えられ

いろいろアイディアを持っている。

どれも実現出来れば、利便性がよくなったり

するのでは…と思います。

なるほどなぁと思うこともあります。

そういう意見が出てるうちに実現すると

地元の方々も、希望が湧いて来る。

なにも大槌に限ったわけではありません。

行政のレスポンスが悪い?財源が?

許認可が降りない…例外がつくれない訳で

なんともならない無力感は、いつの日か

無気力に変わってしまうのではないかと

案じております。

行政の意見も正論だが、目の前に困っている

市民をバッサリ切り捨てる発言は

まるで…

ついついポジティブな意見を言いたくなり

ます(苦笑)

メディアに左右されず、この大きな災害を

半年たっても決して風化させてはなりません。

自立したい人、出来ない人も含めて、

支え合うことが大切だと痛感しています。

ボランティアも日々悩み落胆し、それでも

被災者・被災地の為にと奮闘しています。

明日は震災から半年経ちます。

さまざまなイベントがありますが、

私は地味に大槌のまごころ広場で

被害に遭われた方々のご冥福をお祈りいたいと

思います。

posted by vcos at 20:05| Comment(0) | TrackBack(0) | ボランティア日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月20日

被災地の情報

みなさまご無沙汰しております。

すっかりご無沙汰してしまい申し訳ございません。

毎日、遠野から大槌町までの100q以上の道のりが

慣れてきた昨今でございます。

しかしながら、この大槌町にも拠点を構えることとなり

少しずつでございますが冬支度させていただいております。

本日の大槌町の気温14度…寒いですorz

どなたか、ボランティアのためにも毛布など

ご支援いただけませんでしょうか?(苦笑)

被災地宛の毛布はてんこ盛りですが、私どもには…

自己完結というなれど、自己完結では終わりません…

いや終われません。

一部の被災者からも、あんたら国からお金もらってんだろ?

とか…税金使ってボランティアしてるんだろ?とかとか…

全くの誤解でございますorz 弱小NPO団体には助成金など

いただけません。活動費は心温かい支援金と自費で賄っております。

愚痴もほどほどに…


さて、よく会議をすると情報共有というキーワードが言われます。

学者・NPO団体・NGO団体などなど

現地に入りしている団体からすると、

後方支援してもないくせに、なにが情報共有だって?

大きな団体なら、現地スタッフの1人ぐらい出してください!(笑)

情報の出し惜しみをしてはおりません。

私ども団体も現地入りして、5か月…

その間に、数々のメジャー団体も参加されていたのに

だいたい3か月でサヨナラしていきます…

被災地には、たくさんの情報が現実がございます。

有益な情報は、与えられるものではなく

自ら得てこそ有益なんじゃないですか???

遠野まごころネットの大槌生活支援チームに

ぜひご参加ください…(笑)
posted by vcos at 09:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ボランティア日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ここ数日…

会議待ちなので…もう少し書いてみます。

ここ最近、大槌町では様態が急変されてお亡くなりに

なったり、自らの命を絶たれる方がいらっしゃいました。

本当に残念です。

元気でいらっしゃる方でも、逆に注意しなければなりません。

私たちには冷静さが必要です。一緒に笑うこともあります。

辛くなっても悲しくなってもどこかで支えあうことができれば…

よりそうことしかできませんが、それでも話し相手にはなれます。

私はセラピーでもなんでもありません。ただの話し相手・・・

解決できないこともたくさんあります。

でもなにかきっかけを作れることもあります。

ボランティア活動も次のステップに変わりつつあるかも

しれません。釜石のガレキ班はカフェ運営もしてくれます。

ありがたい話です。嬉しい話です。
posted by vcos at 10:11| Comment(0) | TrackBack(0) | ボランティア日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする