2011年11月15日

被災者と支援者とボランティアの関係

支援者という存在にもボランティアという存在にも

可能性と限界があります。

被災地支援・被災者支援をしている際に

ボランティアが何処まで活動していいのやら…

出すぎずに、余計なおせっかいをしているのでは?

と感じる場面は多々あります。

支援者の方たちにも自己満足では?とか

地域経済を弊害しているのでは?

そんなこと考えるのは現地ボランティアも同じです。

しかし被災者を戸別訪問をしながら、支援を必要と感じる

被災者は存在し支援活動はまだ続けなければなりません。


自立には要素が必要だと言われます。

衣・食・住がそろって業があっての自立。

仮設住宅・みなし住宅は決して住にはなりません。

あくまで仮の住だから…

仮設住宅から自ら進んで出る事が出来ればそれが自立?


でも中には仮設住宅から自ら進んで土地を買い、家を建てる方も

実際は生活に困窮されている。


難しいが支援者はなぜ支援をするのか?

同情?自己満足?だけでは継続的な支援など出来ないと思う。

私も自ら業で得た利益を活動資金にしている。

自己満足だけでは家族は理解してくれない。

ではなぜ支援するのか…そんなの大変だからだろうし

無償の支援だからに決まっている。


支援者の中にはボランティア活動自体に支援してくれる

暖かい支援者もいらっしゃいます。

被災地・被災者のことを考えて、私たちをサポートし

安心して活動出来るようにと。



ボランティアの必要性を問われる記事も多くあります。

しかし確実に行政では出来ない活動が被災地には必要とされる

場合があります。

みなし仮設へのサポートなど、一見普通に住まわれている被災者は

被災者自身が声を上げないと行政以外知る由もございません。

行政からの支援もなくボランティア団体にも知られず…


被災されたのは仮設住宅の住人だけではなく

みなし仮設も在宅被災者も同じ被災者であることに

違いはないと考え、違いがない以上、より手厚くするか、

寄り添うことだけにするか

冷静に判断をしながらサポートをしています。


被災者と支援者とボランティアの関係は

同じ目線であることが大切。


なんでも与えるのではなく、一緒に悩み考え結論を急がないこと。

時間は掛かりますよ。
ラベル:大槌の画家 パーソナルサポート TSUNAGERU=ボランティア VCOS かけはし広場 まごころ広場 まるたま ガレキ撤去 サラリーマンボランティア ボランティアコネクトサポートネットワーク ボランティアコーディネーター ボランティア必須品 ボランティアに必要な物 ボランティアツアー ボランティア初参加 ヴィコス ボランティア装備品 女性ボランティア CSR ボランティア TSUNAGERU=ボランティア TSUNAGERUボランティア :「TSUNAGERU=ボランティア」基金 VCOS かけはし広場 つなげるボランティア 小谷雄介 :CSR ボランティア 岩手県 大槌町 上閉伊郡 被災地の現状 仮設住宅の現状 仮設住宅の問題 大槌生活 大槌生活支援チーム 孤独死 まごころ まごころ広場 まるたま ガレキ ガレキ撤去 サラリーマンボランティア サークル ボランティア ボランティア 必需品 ボランティアに必要なもの ボランティアコネクトサポートネットワーク ボランティアコーディネーター ボランティアツアー ボランティア初体験 ボランティア募集 ボランティア心構え ボランティア必需品 ボランティア必須 ボラ ボランティア必需品 ボランティア必須 ボランティア必須アイテム ボランティア支援 ボランティ 太田恭司 大槌復興支援プロジェクト 陸前高田市 上長部 新しいコミュニティー コミュニティーの再生 新しい公共コミュニティー
posted by vcos at 16:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ボランティア日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月14日

陸前高田市上長部地区

IMGP0232.JPG

陸前高田市の上長部地区は震災後、冷凍倉庫から流れ出した

さんまや鮭の撤去作業でボランティアの仲間内でも愛着を感じる場所。

地元の方々とボランティアがうまくバランスをとりながら復興に向けて

歩み出している。

10月の写真だが、強烈な魚の匂いもガレキもなくなり。

夏にはひまわりが…

少しずつ少しずつ…

喪失感ではなく、さぁこれからこの場所をどう復興させる?

ボランティア主導ではなく。

あくまで地元の方々が主導。

私はこの場所に、復興の狼煙を上げたくなった。

ほんの数日しかガレキの撤去は参加してないが

迷ったときには私はここでガレキの撤去をさせていただく。

不思議と大槌町ではなく上長部なんだが…

まずは地元の方々が、塩害にあった木を切って加工し力を合わせて

作られたのが…

IMGP0251.JPG

私の大好きな写真のうちの一枚。

見ると涙が溢れる。

これも勇気をもらえる写真。

IMGP0247.JPG


ここのお父さんたちもお母さんたちも素敵です。

復興の狼煙、新しいコミュニティー作り。

文書名 _cube_image_123_0001.jpg

これがようやく実現します。

在宅被災者・仮設住宅の方・ボランティアがこの冬場でも

集まれる場所。

新たな出会いが生まれて、新しいコミュニティが出来れば幸です。

資金を出してくださったスポンサーにも感謝します。

お父さんたちが建ててくれた丸太小屋の横に

「まごころハウス」(仮名)を設置します。

12月初旬完成。
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距離感?温度差?

被災地から離れて5日経つ。

日常的な生活に多少のぎこちなさを感じながら…

被災地へのボランティア活動を始めて7ヶ月。

被災地の状況は見た目にはガレキが減ってきている。

そして被災者の感情はさまざまだ。

喪失感にさいなまれている被災者。

懸命に前を向こうと歩み出した被災者。

我々はそれを支えれなくとも「よりそう」ことが必要。

決して他人事ではない。

被災地を一歩はなれると、普通に日常を生活し

ニュースでしか見ないやや歪んだ?報道を鵜呑みにする。

現地にいるとニュースを見る機会がない。

被災地では当然毎日のように被災地の情報を

テレビ・ニュースペーパーで流されている。

ところが被災地以外では、もっぱらTPPや原発問題…

これでいいのだろうか…

見放された感を被災者は敏感に感じている。

私は依存しているわけではないと思う。

出来るだけ冷静に冷静に…時には客観的に判断しているつもり。

復旧・復興しながら我々は学ばなければならない。

震災を必ず検証していかなければならない。

IMG_0995.jpg

IMG_0994.jpg

11月に撮影したものだが、釜石市の市街地はまだ復旧していません。

市役所からほんの100mの場所にもかかわらず。

大槌町も同じこと。

復興計画が希望が夢が見れなければ、町が人々が

荒んでいきます。

コミュニティーの再生が被災地には必要。

我々はそのお手伝いが出来れば本望。
posted by vcos at 10:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ボランティア日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする